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2020.11.11

社内勉強会実施の背景と振り返り、そしてこれから

こんにちは、「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」のバックエンドエンジニアを担当している18年度新卒入社の金谷です。
今回はチームで取り組んでいる勉強会についてご紹介いたします。


なぜ開催しようと思ったのか
今年の3月16日に「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」はサービスリリースから3周年を迎えました。3周年の振り返りをチームで議論する中で、社内で利用している技術要素のいくつかにおける属人性の高さが課題として挙げられました。多くのお客さまに遊んでいただいているため、何かあったときに特定の人しか対応できない状況が生まれるのは好ましくありません。
また、弊社では現在 Infrastructure as Code やコンテナ技術などの利用を推進しており、今後さらにこういった問題が顕著になる可能性もあります。そういった背景から、チーム全体の継続的なスキルアップを目的に勉強会を提案しました。


実際の進め方
まずは勉強会に対する全員の意見を聞くところから始めました。
Google Forms を利用して開催に対する温度感、参加するとしたらどういったテーマや形式が良いかというサーベイを行いました。この結果から、全員が勉強会に対してポジティブな姿勢かつ、コンテナ技術やサーバレス技術への関心が共通してあることがわかったので、半期の勉強会のテーマをより票数の多かったコンテナ技術として実際にキックオフをすることにしました。

勉強会は、下記のような流れで進めました。

1.アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社(以下、AWS様)によるコンテナまわりのサービス紹介
2.AWS 様による Amazon ECS を用いたハンズオン
3.キックオフ
4.3人組でのグループワーク(15回ほど)
5.最終振り返り会

初めて触れるメンバーがどこから手をつけてよいのか分からない状況を防ぐため、普段からお世話になっている AWS 様の SA(ソリューションアーキテクト)の方にコンテナまわりのサービスの概要および Amazon ECS を使ったハンズオンを実施していただき、取っ掛かりのイメージを掴めるようにしました。丁寧にハンズオンをしていただけたので、経験のなかったメンバーも雰囲気を理解できるところまでは辿り着けたんじゃないかなと振り返って感じています。

ここからは、以下をルールとして進めました。

ー数名のグループで取り組む
 -ただしグループ内での取り組み方は各グループで決めて良い
ー基本的には毎週実施する
ー業務時間内でやれる範囲に留める
ーグループ内目標を立てる

一つずつ見ていきたいと思います。

数名のグループで取り組む
困ったときに相談できるメンバーがより身近にいる方が経験の差で勉強会の進捗の差が生まれにくいのではという考えと、昨今の COVID-19 によって完全リモート環境でコミュニケーション不足を解消したかったためグループでの取り組みにしました。後述しますが、グループワークはグループ毎の色も見られ、良い選択だったのではないかと振り返って感じています。
また、キックオフとグループワークの最初数回はメンバーが気軽に質問できるように毎回 sli.do を用意するなどの工夫もしていました。


基本的に毎週実施する
忙しいからスキップとならないように、ルールの一つとして「毎週実施する」ことを設定しました。まずは勉強会というものを習慣化したかったのと、冒頭に挙げた課題も通常の開発に並んで非常に重視されるべきものであると考えていたためです。
こういった経緯により、時期的に忙しくなるメンバーにはやや負担を強いる期間があったかもしれませんが、全グループ最後まで実施できたのはとても良かったです。


業務時間内でやれる範囲に留める
完全業務時間内での実施をルールとしました。各メンバーが興味を持って自発的に業務時間外に取り組むことは個人的には素晴らしいと思っているのですが、一方で次回までの課題のようなもので業務時間外を使うことを強制してしまうと、各メンバーに負担がかかりすぎて長く続けることができなかったり、その他の業務に影響するだろうという考えがあったためです。


グループ内目標を立てる
ただインプットするよりも業務に繋がる目標に向かう方がモチベーションが続くのではないか、という声があったため採用しました。例えば、非コンテナ環境で稼働しているサービスをコンテナ環境に置き換えるためには現状どういった問題点があるのかなどリアルな課題を各自が体感するきっかけになるなど、非常に良い提案をもらえたなと思いました。


やってみてどうだったか
最終回で再度振り返りサーベイを実施しましたが、全メンバーからポジティブな評価をもらえました。
フルリモート期間に入社したメンバーや新卒メンバーにとっても既存メンバーとコミュニケーションを取るきっかけになったのではないかと思います。
また、VS Code の Live Share と Zoom を使ってペアプログラミングのように進めるグループや、もくもく会のように進めるグループ、技術書を購入して*1輪読会を進めるグループなど、グループごとの進め方が様々だった点も興味深かったです。

良かった点が多かった一方で、各チームの取り組みに関するアウトプットの共有が少し弱くなってしまった点は反省点でした。情報共有ツールなどに各グループが雑多にメモは残しているものの、より込み入った議論をグループ間でする場を用意できなかったので、次回に活かしたいところです。

*1: 技術書の購入や検証環境の稼働にかかる費用などは、必要に応じて会社から支給してもらうことができます。


今後の展望
この半期もテーマを一新して勉強会を実施予定です。
こうした取り組みによって今後のサービスの改善や新しい価値の提供に繋げられればと思います。
また、現在はプロジェクト内のバックエンドのエンジニアメンバーのみの取り組みですが、職種やプロジェクト問わず色々な人が参加できる勉強会だったり、いろいろな人が自発的に勉強会を開けるような社内の風土が築ければ良いなと思っています。


むすび
今回の社内勉強会の開催にあたって、弊社で実施する場合はどのような形式がより適しているのかを模索すべく、他社での事例を数多く参考にさせていただきました。同様に、弊社での事例もまた今後勉強会を開催される方の参考になれば幸いです。

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