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2020.09.15

「CEDEC 2020」に千葉、竹内、白﨑が登壇しました!

みなさま、こんにちは。Craft Egg広報です。

先日、オンラインにて開催されました「CEDEC 2020」に、「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」(以下、ガルパ)のデザインチームから千葉、竹内、白﨑の3人が登壇しました。

本日は、セッション当日の様子とその概要をお伝えしていきたいと思います。

(会場のパシフィコ横浜に到着した登壇者3人)

毎年この時期にパシフィコ横浜で開催されることが恒例のCEDEC。今年は新型コロナウイルスの影響で全てのセッションがオンライン受講となったため、会場に行くのは登壇者のみとなりました。
異例の形式での開催ではありますが、この日のために資料のブラッシュアップや発表の練習を重ねてきた3人。セッション開始直前まで流れを入念に確認し、本番に挑みます。

さて、今回のセッションのタイトルは、「デザイン視点から見た『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』~開発初期から現在まで~」。

セッションでは「ガルパをより良いコンテンツにするために行ったこと」を時期・業務内容によって、以下の3つのパートに分けてご説明しました。

1.新規開発パート
2.運用開発パート
3.運用グラフィックパート

各パートにつきまして、簡単にご紹介します!
まず、「1.新規開発パート」の発表を担当したのは、開発初期からガルパのデザインを担当している千葉です。

まず、「Craft Eggにおける良いコンテンツ」とは、「お客さまの人生を豊かにする」コンテンツであり、ガルパでは「バンドライフの体感」を通してそれを叶えることをコンセプトにしているという前提から説明。その上で、新規開発において大事にしていた2つのポイントを紹介しました。

1つ目のポイントは、「メンバー(※)をとことん大切にする」。
※「バンドメンバー」の意。ガルパに登場する35名のキャラクターのことを指します。

(千葉)メンバーへの理解と愛情が深まることで、はじめは「知っている・見ている」という状態だったお客さまに「知りたい・見たい」と思っていただけるようになり、よりバンドライフの体感が得られるようになるのではないかと考えています。

そして、「メンバーをとことん大切にする」上で生まれたガルパのデザインの特徴として、次の3点を挙げました。

・画面における優先度が上がる
・平等性を担保したデザインになる
・現実と「ガルパ」の混同はNGになる

2つ目のポイントは、「やる・やら+最適化で物量に対応」するということ。

(千葉)「バンドライフ」の体感に重要な画面を優先し、これらの画面ではしっかりとUI検証を重ねることにしました。その他の画面に関してはこだわりすぎず、通常プレイに「不自由がない」程度に留めることを強く意識し、テンプレートの活用や既存素材の組み合わせのみでUIを制作するようにしました。

と、リリースまでの限られた時間の中でいかにしてデザインを作り込んでいったのかを、デザインチーム内での役割分担や、デザイナーとエンジニアとの役割分担と合わせてご説明しました。


次に「2.運用開発パート」の発表を担当したのは竹内です。

竹内からはまず、ガルパの運用開発において大事にしている「意見交換を前提とした開発フロー」を紹介。どの開発フローにおいても、セクションを越えてお互いに意見を言い合い、より良いものづくりを目指していることをお伝えしました。

(竹内)デザイナーは見た目や体験に責任を持ち、疑うことを忘れず、思ったことは「いまさら」でも言う、ということがポイントになります。このポイントを意識することで、意見交換が活発になり施策の精度が上がっていきます。

また、「ストレスなく触れるUIの裏側」として、新規機能の開発事例やデザイナーの留意しているポイントなどについて説明しました。

(竹内)ストレスなく触れるようにするには、問題や現状把握が必要となります。なぜかと言うと、問題によってUIの構成や見せ方が大きく変わるからです。デザイナーも問題についての把握を怠らないことで、以降のフローで制作にあたっての判断の軸ができます。

さらに、遷移図は作り込みすぎずに、何度も検証を繰り返し徹底的に懸念をつぶすこと、その上でカンプ制作の工程では、余白の統一などで画面のトーン&マナーを揃えるなど丁寧な調整が重要であることについても述べました。

最後に、「3.運用グラフィックパート」の発表を担当したのは白﨑です。

白﨑からは、より良いキャラクターコンテンツを作るための、グラフィックにおけるこだわりや工夫を「デザインの継承と定着」と「メディアミックスな世界観の表現」の2つに分けて紹介しました。

まず、「デザインの継承と定着」について、Afterglow(※)のイベントロゴの制作事例から、以下のように説明。
※ガルパに登場する7バンドのうちの一つ。幼馴染5人によって結成されたガールズバンド。

(白﨑)これらは全て別のデザイナーが制作しておりますが、Afterglowを象徴するモチーフを繰り返し取り入れて制作しています。夕焼けや大切なシーンででてくる空模様、学校の屋上からの景色、幼馴染である飾らない彼女たちを表すシンプルな明朝体。そういったモチーフを取り入れています。こうして、象徴するモチーフを継承し繰り返すことにより、お客さまの中で「あ、これはあの時の...!」と過去のイベントの記憶が頭の中で繋がり、自然と呼び起こされるようになっています。

また、明確なガイドラインがない中でデザインやモチーフを継承していくために、チーム内でシナリオを読み込み、お互いに意見を出し合うことを大切にしているとも述べました。

次に、「メディアミックスな世界観の表現」について、その代表的な施策として紹介したのは「Girls Band Party! 2020」とのゲーム内連動企画。

(白﨑)当初は「ライブ会場に行く人も行かない人もゲーム内でライブを体感でき、バンドリ!の世界観を楽しめる」ということを目的としていた本企画ですが、今年は新型コロナウイルスの影響でリアルライブは残念ながら中止になってしまいました。そこで、「ライブ会場に行けなくなってもゲーム内でライブを体感でき、バンドリ!の世界観を楽しめる」ようにと目的を変更し、実施されました。

セッションの中では、実際のステージセットとリンクしたライブ画面や、ドームライブを感じさせるロゴデザインなど、ライブの体感を追求したデザインのこだわりをお伝えしました。

というわけで、セッションは無事終了!

いかがでしたでしょうか。内容盛りだくさんのセッションだったため、ここで全て紹介できないことが残念ではありますが、ガルパのデザインチームが大切にしていることや、それを実現するための工夫が少しでも伝わりましたら幸いです。

今年は会場で皆さまに直接お会いすることができず残念でしたが、配信という形でたくさんの方にご視聴いただくことができました。セッションをご覧になってくださった皆さま、ありがとうございました。

Craft Eggではこういった機会を通して業界の発展に貢献するとともに、私たちが大切にするものづくりへの想いやこだわりを皆さまにお伝えしていきたいと考えております。また、そうすることで、その想いやこだわりがよりよいものに育まれると信じています。


Craft Egg広報

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